時間の経過と共に変わる家の人口 建築家と建てる家 R+house薩摩川内
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こちらのブログでは R +houseついてのお話や
お家づくりのヒントになるお話を
さまざまな視点からお伝えしております。
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明日は秋分の日ですね。
まだまだ暑いですが,
この日を境に
だんだんと昼が短くなり
夜が長くなり
冬に向かって行きます。
季節を存分に感じて
節目を大切にする生活に
憧れはありますが
私は
なかなか実践できないでいます。
皆さんはいかかでしょうか?
さて
今月は義実家の片付けを通して
家づくりのヒントになればと
お話させていただいています。
前回は,家のつくりと介護について
お話しました。
今回は,
家のつくりと
時間の経過による
家族構成の変遷について
お話しようかと思います。
義実家は
主人が小学校入学に合わせて
新築されました。
義母 義父 主人 義妹の
4人での生活が
にぎやかにスタートしました。
その当時の写真を見ると
みんなとても嬉しそうで
これからの生活を
楽しみにしている様子が
伺えます。
間取りは7DK
それに広ーい玄関
縁側
二階の廊下
があり
庭も広めです。
駐車場も
同じ時期に建った周辺のお宅では
1台が標準ですが
当初より3台駐車可能で
いまでも1台分はご近所の方に
お貸ししています。
4人家族で7DK。
私としては
広すぎだし部屋数も多すぎると
感じますが
義父の両親との同居も考えてのこと
とのことでした。
その義父のご両親のために作られた
8畳の和室は
二面に吐き出し窓があり
南西の角部屋であるため
1日中明るい場所となっています。
また,部屋から庭を眺めることもできますし
みんなが集う生活の中心からは
少し離れた環境に配置されていて
お客様としては
過ごしやすい感じです。
多分
義実家の中で
一番いい部屋という位置づけになると
思います。
ですが
そのお部屋に
義父のご両親が暮らすことは
ありませんでした。
私が結婚した頃には
物置部屋になっていましたし
その部屋があることで
隣のみんなが寛ぐ部屋の日当たりを
悪くしていると言う状況でした。
そして
父が若くして病に倒れ
それと同じ頃に
主人は県外に就職
しばらくは
義母と義妹の
二人で住んでいた
義実家も
義妹の結婚と同時に
義母が一人暮らしをする
家になりました。
私たちとの同居の提案もしたのですが
お友達のいる土地を離れたくないとの希望もあり
いつも話題に上がっていたのは
義母一人で暮らすには
あまりにも広すぎること
元気な内は
家や庭の管理はできても
いづれできなくなる日が来るかもしれない
また一人で暮らしていて
何かあった時に困るからと
お友達が近くにいるマンションなどへの
住み替えの話でした。
ですが
義母はこの家での暮らしを
とても楽しんでおり
住み替えの話は
いつも流れていました。
義母は本当に庭仕事が大好きで
ご近所さんが
季節ごとに変わる庭の花々を
よく眺めにきていました。
そんな楽しみを
私たちに奪うことなど
できるはずがありません。
最後は一人になり
前回のお話に書いたように
とても大変な状況にはありましたが
それでも
義母の意思を通すことができたので
よかったのかもしれません。
ただ
家を建てる段階で
もう少し間取りや
広さについて
希望的観測できめてしまわずに
現実的なところで
もう少し小さめに
部屋数を減らして建てることも
検討できたのではないかと思います。
叶わなかった
義父のご両親との同居
子どもたちの就職や結婚による
旅立ち
義父のあまりににも早すぎた
他界は予想外過ぎたにしても
多くの検討の余地を
残し過ぎているように
感じてしまいます。
R+houseでの家づくりのように
多用途の部屋を
ご提案下されば
ここまで部屋数も増えなかったでしょうし
その分家自体の広さも抑えられて
年齢を重ねても
過ごしやすく
管理しやすい家ができたかも
しれません。
家づくりをしている時には
10年後
20年後
30年後
40年後
きっと元気にみんなで楽しく
暮らしていると
イメージして
間取りや部屋の広さ
土地の立地を決めているかもしれません
ですが
人生はほとんどのことを
コントロールできないのだと
義実家の変遷をみて
実感しています。
建築家さんと建てる家づくりは
そういう意味でも
経験豊富な建築家さんと
一緒に考えながら
家づくりを進めて行けるので
とても心強いことなのだと
実感しています。
遠い先の未来は
誰にも分かりませんが
そこは悲観することなく
家づくりのパートナーを
きちんと選びさえすれば
必ずそれぞれのご家族にあった
最適なサイズの家を
導き出せると思っています。
大きすぎず
小さすぎず
我慢ばかりせず
無駄がない
そんな家づくりを
建築家さんとならできるのでは
ないかと思っています。
何か参考になることはあったでしょうか?
少しでもこの記事が
長く快適に暮らせる家づくりを
考えてみるきっかけにしていただければ
嬉しいです。
最後までお読みいただきまして
ありがとうございました!
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